スマホの低電力モードのメリット・デメリット│オンにする際の注意点を解説

最終更新日:2026年8月26日

iPhoneの充電消費を抑える機能が低電力モードです。

「低電力モード」とはiPhoneに備わっている充電の消費を抑える機能を指し、Androidでは省電力モード・省エネモード・バッテリーセーバーなど呼称が異なります。

本記事では、iPhoneの低電力モードをメインに取り上げ、その機能について詳しく解説します。

iPhoneユーザーの方で、低電力モードについて知りたい方はぜひご一読ください

そもそも低電力モードってどんな機能?

バッテリー消費スピードが抑えられるiPhoneの低電力モード。
低電力モードをオンにすると、iPhoneの処理速度・機能の働きにかかる消費電力を抑えられるので、バッテリーの持ち時間が延ばせます。

低電力モードをオンにするタイミングなどは、使用する人によってさまざまだとは思いますが下記のケースが多いです。

充電に余裕はあるが外出で帰宅が遅くなるため万が一の時心配
充電があとわずかという状態でも充電ができない状態

上記のように、基本的にすぐに充電ができない外出時などに活用されることが多いのが低電力モードです。
iPhoneユーザーであれば、一度はオンにしたことがある機能ではないでしょうか。

低電力モードの使用でバッテリーは基本的に劣化しない

iPhoneの低電力モードは「頻繁にオンにすると本体・バッテリーが劣化するのでは?」など、心配される方も少なくないようです。
しかし、低電力モードをたとえ頻繁にオンにしたとしても、低電力モードの利用がiPhoneを劣化させる直接の原因になることは、基本的にはありません。

参考:スマホ修理王│低電力モードはバッテリーを劣化させる?

スリープモードと低電力モード違い

iPhoneを操作しながらでも、消費電力を抑えられるのが低電力モード。
スリープモードは、多くの電子機器に備わっているモードで、一定時間そのデバイスを操作しない時間が発生する時に自動的に働く機能です。

どちらが消費電力を抑えることができるかという比較であれば「スリープモード」ですが、先述したようにスリープモードは一定時間操作しない状態で働く機能なので、その端末を使用しながら消費電力を抑えることはできません。

外出先でiPhoneを使いながら「消費電力を抑えたい」という場合は、低電力モードにするのがベストな手段です。

適応型電力制御と低電力モードの違い

ユーザーの直近のiPhone使用状況に基づいた制御を行うのが「適応型電力制御」機能。
使用者が日頃どのようにiPhoneを使用しているか電力需要のデータをもとに、その日電力がどのように消費されるかを予測してくれます。
充電残量の減りが大きくならないようにiPhoneが自動で調整する機能です。

ユーザーの使用状況に応じた制限を選択し、iPhone自体が行ってくれるのが適応型電力制御。

ユーザーの使用状況に合わせるかどうかというよりも「オン」にした時点で、本体に負荷のかかる機能や性能を一律で制限を書けるのが低電力モード。

違いをひとことで表すと・・・
適応型電力制御は比較的「ゆるめ」の制限
低電力モードは比較的「タイト」な制限

適応型電力制御で制限される主な機能・性能
画面の明るさ
バックグラウンド処理関連

制限される機能・性能は低電力モードとほぼかわりません。
しかし、適応型電力制御は低電力モードのように、各種機能・性能に一律で制限をかけるわけではないので低電力モードほど注意するポイントは少ないといえます。

尚、適応型電力制御は搭載されているモデルが限られています。
Apple Intelligence>を使うため、このアプリを使用できるモデルのみ有効。

対象機種
・iPhone 17
・iPhone 17 Pro
・iPhone 17 Pro Max
・iPhone Air
上記のモデルは、適応型電力制御がデフォルトでオンになっています。

・iPhone 16
・iPhone 16 Plus
・iPhone 16 Pro
・iPhone 16 Pro Max
・iPhone 16e
・iPhone 15 Pro
・iPhone 15 Pro Max
Apple Intelligence>が搭載された上記モデルの場合は、適応型電力制御を手動でオンにしなければならないので、適宜ご対応ください。

低電力モードのメリット

バッテリーの持ち時間が長くなることが、iPhoneの「低電力モード」をオンにする最大のメリットです。

昨今モバイルバッテリーによる発火などのトラブルの多発から、モバイルバッテリーの使用を控えている方も少なくないのではないでしょうか。
街中の飲食店やホテルなどによっては、スマホの充電ができるスポットも随分増えましたが、自分が充電したいタイミングでそのような場所をみつけられるかというタイミングの問題もあります。

そのため「バッテリー残量がピンチ」という時は「低電力モード」をオンにして消費電力を抑えて使用するのが自分でできる対処法となります。
先述したように、低電力モードをオンにすることがスマホ劣化の直接の原因につながることは基本的にないため、使用する際も安心です。

ただし、「低電力モード」をオンにすることで制限される機能もあるため注意が必要なのも事実。
次項より注意点を説明するので、続けてご一読ください。

低電力モードのデメリット│低電力モードの注意点

iPhoneの各種機能に制限がかかることが、低電力モードをオンにするデメリットといえます。
低電力モードをオンにすると制限がかかる機能により、弊害が出てくるケースも人によっては発生すると思いますので、ご注意ください。

しかし、iPhoneを使用している本人のライフスタイルによって、デメリットと感じるかどうか、その感じ方は人それぞれ。
「こんなに複数のデメリットあるのか!」と、低電力モードにネガティブな印象を抱いて利用を控えるのではなく、ご自身がどうiPhoneを使用しているかどうかよく考えたうえでご使用ください。
適切に低電力モードをオンにすれば、注意点はあってもそこまで大きな影響はでないはずです。

iCloudのフォトライブラリが一時停止(同期しない)

低電力モードをオンにした場合、iCloudのフォトライブラリが同期しなくなります。
同期不可になることにより、一時停止状態になるため、写真の管理(保存など)が随時行われません。
iPhoneに何らかのトラブルが発生した場合、徹底して保存した写真や動画を守りたい場合はご注意ください。

自動ロックが30秒でかかる

iPhoneの自動ロックがかかるまでの時間が30秒になります。
もともとの設定にもよりますが、自動ロックまでの時間を長く設定しているユーザーにとってはこの「30秒」が非常に短く感じてしまうかもしれません。

使用する上で大きなストレスになる可能性もあるので、オンにする際は「30秒」でロックがかかることを念頭に置いて使うようにしましょう。

CPUの速度が40%以下に低下する

低電力モードをオンにするとCPUの速度が減速するため発生する現象です。
CPU速度の減速は、iPhoneのメールや各種アプリの更新などに影響を及ぼします。

メールの自動受信頻度が減る

先述したように低電力モードをオンにした場合、CPUの速度が減速するためメールの自動受信の頻度が落ちます。
都度、自分で更新をしてチェックすればどうにかなりますが、確認をうっかり忘れると重要なメールなどを見落とす危険性があるのでご注意ください。

アプリのバックグラウンド更新ができない(オフになる)

各種アプリのバックグラウンド更新においても、先述したようにCPUの速度が減速するため随時更新されなくなります。

アプリを使って仕事をしている方や、アプリを使用して何らかの対処をしなければならない急なトラブルが発生した場合に、アプリのバックグラウンド更新がオフになっていると、作業が滞る可能性が高いので気をつけましょう。

アプリの自動ダウンロードができない(オフになる)

アプリのバックグラウンド更新がオフになることと同様です。
自動ダウンロードもオフになるため、頻繁にアプリを利用して作業することが多い方などは注意が必要です。

一部のビジュアルエフェクトに制限がかかる

CPUの速度が減速するため、画面の明るさ・動きなどへも影響がでるので、高画質で楽しむゲームなどを常時プレイする方にはストレスにつながる状態になってしまう可能性が高いです。

Siriの使用ができない「Hey Siri」と呼びかけても反応しない

Siriの使用にも影響が出るiPhoneの低電力モード。
Siriを生活上の相棒のように利用している方は、低電力モードをオンにするとスムーズに使用できなくなるのでご注意ください。

低電力モードを設定方法│オン・オフにする手順

iPhoneでの設定方法

★iPhoneの低電力モードの設定方法
▼「設定」アプリを開く
▼「バッテリー」を選択する
▼「低電力モード」をオンにスライドする

尚、OSバージョンや機種によって手順は異なります。
詳細は公式HPでご確認ください。

参考:iPhoneやiPadで低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる

低電力モードを利用することが多い方におすすめな使い方

★コントロールセンターにボタンを登録する
iOS11以降のiPhoneをお使いであれば、コントロールセンターから「低電力モード」を設定することができます。

コントロールセンターの設定画面から「低電力モード」を追加することで、コントロールセンターから「低電力モード」のオン・オフの切り替えが可能です。
一度追加すれば、コントロールセンターからサクッと低電力モードに切り替えできます。
普段からバッテリーの減りを軽減するために、「頻繁に低電力モードを使用する」という方は、ぜひこの方法をお試しください。
このモードをオンにすると、作業を順々に進めていかなくても、手軽に「低電力モード」をオンにすることができて、とっても便利です。

【まとめ】充電残量がピンチ!そんな時は低電力モードを活用して節約を。

本記事は、<スマホの低電力モードのメリット・デメリット│オンにする際の注意点を解説>と題し、iPhoneの低電力モードに関するポイント、注意点などを解説してきました。

わたしたちの生活にもはやなくてはならないアイテムとなったスマホ。
買い物や移動時のチケット管理など、スマホがないとスムーズに進まないことが多いので「スマホの充電残量」問題はユーザーにとって重要なポイントになります。

ご自身のスマホの利用状況に合わせて、記事内で紹介したことを、ぜひ参考にしてみてください。

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参考:スマホ修理王 修理実績 
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この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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